今回はハードカバー絵本の本体と、表紙が外れてしまった時の修理方法を紹介しています。
(専門的に言うと、絵本の「のど」が割れたというそうです。)
絵本のページが破れた場合の修理方法はこちらを御覧ください
絵本の背表紙の修理方法はこちらを御覧ください
糸綴じの部分の修理方法はこちらを御覧ください
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のどが破れた場合の修理方法
よく読んでいた絵本なのですが、ふと気づくとパカっと絵本が破れて開いてしまっていました。
大切な絵本なので、修理して、たくさん読めるようにしてあげたいと思います。
修理方法は、簡単に言うとこちらです。
クーター(本体と背表紙をくっつける部分)を作り、補修用テープや製本テープで補強。
クーターとは筒状の棒のことだよ
以下詳しくご紹介していきます。
準備するもの
- 幅の広い本補修用テープor製本テープorのど専用テープ
幅は5センチくらいが使いやすいです。
(※写真に写っていますがペーパーエイドは幅が狭いので今回の修理には使用していません) - でんぷんのり(木工用ボンドでもOK)
- のりを薄めるための容器
- 塗るためのヘラ
- はさみ(ボンドフリーはさみが切りやすくおすすめです)
- クラフト紙(クラフト封筒でOK)
※ブックコートフィルムなど、透明のプラスチック製のテープを使用すると、何度も開閉することにより、テープの折り目が割れてくることがあります。
※割れてくることが嫌な場合は、布製の製本テープ(布製よりも劣るが紙製のもの)を用いると良いです。
※今回はカットされたブックコートフィルムESを用いています。
今回は、幅が狭くて貼りにくかったため、ペーパーエイドを使っていないのですが、ペーパーエイドのほうが紙製のため、折り目が付きにくかったかもしれないです。
修理するときのポイント
- 直ぐに修理
- セロテープは使わない(黄ばむから)
- よく切れるハサミを使う
手順
背表紙の横幅を測ります。
測るのは定規でもいいですが、きっちりとされたい方は、糸を沿わして、その糸の長さを測るとより正確です。
(絵本の背が湾曲している場合などは特に)
次に背表紙の長さを測ります。
三本の線(二本は折り線にする)を引いて切り取るのですが、このとき、背表紙の部分はそのままの幅の長さにし、その両隣は少し短く(2ミリ位)測り線を引きます。
切り取って、のりを付けて筒状にします。
(のりは、でんぷんのりと水を約半々くらいに混ぜ、トローと流れるくらいにして使用しています。)
作ったクーターの底辺を絵本の背表紙にあて、のりでつけます。
(背表紙の部分にくっつきにくい場合、先に和紙をのりで背表紙につけてから、クーターをつけると貼りやすいです。)
よく乾かしたら、クーターの円形の側にものりをつけ、剥がれてしまっていた、絵本のカバー部分をつけます。
背表紙をクーターにしっかりと押さえつけて乾かします。
乾いたら絵本補修用テープ(製本テープなど)を切り、貼り付けます。
(※準備物の写真では幅3センチのものが写っていますが、今回は幅5センチのもので修理しました。)
きれいに貼って修理完了です。
クーターを背表紙の長さよりも大きく作ってしまうと、下の写真のように隙間ができます。
今回、絵本の背表紙が細く、不器用な私は、大きなクーターになってしまったのですが、背表紙ぴったりだと、もっと綺麗に直せたのにな・・・というところです。
まとめ
- 破れを見つけたら直ぐに修理すること
- クーターの隙間を作ってあげること
修理に今回使ったテープはこちら
のど修理におすすめ
製本テープ
使っているボンドフリーはさみはこちら
破れにくい絵本をお探しの方は、こちらの記事も是非。
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