【月刊絵本の比較】0,1,2歳児向け6社7種類レビュー

    当ページのリンクには広告が含まれています。
    ママ友

    0,1,2歳児にオススメの月刊絵本はどこだろう?

    ママ友

    子供にあった絵本を選んであげたいなー。

    そんな悩みをお持ちの皆さんに、

    0,1,2歳児さん向けに現在発売している6社7種を実際に読んで気づいた「特徴」「雰囲気」をご紹介します。

    月刊絵本とは・・・
    • 毎月一冊、絵本を届けてくれるサービスです。
    • 1年間の定期購読で、年度ごとの申込みです(途中からでもOKなところが多い)
    • 福音館書店や、フレーベル館、チャイルド本社など複数の出版社が行っています。
    • 本屋さんで購入するよりも安価で、新作絵本を購入することができます。
    • 幼稚園や保育園に通っているお子さんだと園を通して注文することも可能です。
    目次

    月刊絵本 6社7種類【0,1,2歳児向け】比較

    今回比較するのは、こちらの6社7種類です。

    個人で購入OK
    • 福音館書店(こどものとも0,1,2)
    • 世界文化社(ぷちワンダー)
    • フレーベル館(ころころえほん)
    • チャイルド本社(もこちゃんチャイルド・はじめましてのえほん)
    個人購入NG
    • Gakkenn(くうちゃんえほん)
    • ひかりのくに株式会社(ひかりのくにプチパオ)

    ※Gakkennとひかりのくに株式会社の絵本は、保育園や幼稚園を通してのみ購入することができます。

    福音館書店「こどものとも0.1.2」

    写真:「だいじ だいじ」くれたにゆき・文 ささめやゆき・絵

    おすすめなお子さんは・・・
    • 初めての絵本として(ファーストブックに)
    • 様々な画風に触れたい

    『こどものとも0,1,2の特徴』

    こどものとも0,1,2は、絵本の世界観、言葉の響き、言葉の楽しさ、リズムをとても大切にした絵本です。

    物語絵本だけではなく、例えば、見開き1ページに絵と「パッカーン」や「パクッ」という擬音語だけの、言葉そのものを楽しむよう絵本(抽象的な絵本)も取り扱っています。

    もちろん、物語絵本も、言葉の響きや音を大切にしており、とても聞き心地の良い言葉で綴られ、月刊絵本の中では赤ちゃんへのファーストブックとして一番におすすめできるシリーズです。

    また、あまり絵本に慣れていないお子さんにも、リズムがあり、言葉を楽しめる短いお話が多いので、絵本に慣れるためのスタートブックとしておすすめできます。

    我が家でも、絵本を読み出した頃は特に、こどものとも0,1,2を娘が気に入っていたので読み聞かせに使用していました。


    こどものとも0,1,2で絵本に慣れたら、娘が自ら、同じ福音館書店のこどものとも年少版や、他の月刊絵本を持ってくるようになっていたので、徐々にステップアップして他の絵本を読み聞かせしていました。
    (こどものとも0,1,2は他の月刊絵本に比べてお話が短いものが多い気がします)

    他にも、絵の表現として、刺繍、貼り絵、版画、色鉛筆、水彩、油絵、写真等様々な画風に触れられるのも福音館書店の特徴です。


    味のある絵が多く個人的にはとても好きです。

    また、1ページの絶妙な厚さと、紙のしなやかさにより、読み聞かせする時にめくりやすいのも、こどものとも0,1,2です。

    推奨年齢10ヶ月〜2歳
    値段440円
    個人購入時の送料/月150円(Fujisan.co.jpで購入時)
    製本ボードブック
    大きさ縦20×横19(実測19.5×18.6)厚み7ミリ前後
    ページ数20P
    仕掛けの有無
    備考 カタカナに仮名は無し

    〈購読方法〉

    世界文化社(ぷちワンダー)

    写真:「むすんでひらいて」左近蘭子・文 あかいしゆみ・絵

    おすすめなお子さんは・・・
    • 歌や手遊びが好き

    『ぷちワンダーの特徴』

    全ての月で童謡やわらべうたをテーマにした歌絵本となっており、一冊で「歌あそび、手遊び、絵本」の3通りの楽しみができます。

    内容としては、もとの歌詞にもよりますが、より楽しめるようなアレンジが加えられたかたちになります。

    「この歌知らないなー」「どんなリズムの歌だっけ?」という方でも大丈夫です。4月号には特別付録として12ヶ月分の手遊び歌が収録されたCDがついてくるので、歌が苦手な方や知らない歌でも子供と一緒に楽しめます。

    (CDは無くなり、ストリーム配信になりました!!)


    また、背表紙には、楽譜と手遊びのイラスト、先生お家の方への説明付きです。

    娘は、歌に合わせて手遊びしてあげるととても喜んで聞いて?遊んで?いてくれています。


    機嫌が悪くゆっくり聞いてくれないときでも、リズムに合わせて歌いながら読んであげると聞いてくれ、次第に機嫌も良くなります。


    手遊び歌としても楽しめるので、1歳になる前から3歳〜4歳位まで長く楽しめるシリーズです。

    ちなみに、手遊びの良さとして、手は第二の脳と言われるほどで、手を使うと脳も活性化され、また親子で触れ合うことで、心の安定化に関わるホルモン、オキシトシンが分泌されるので、より親と子の愛情も深まります。

    ※ご兄弟がいらっしゃる場合数年に一度歌が一部被る場合があるようです。

    推奨年齢1歳〜2歳
    値段380円
    個人購入時の送料/月150円
    製本ボードブック
    大きさ縦21×横18.5(厚み8ミリ前後)
    ページ数16P(公式ホームページでは表紙も合わせて18Pと紹介)
    仕掛けの有無
    備考 表紙は抗菌加工処理・カタカナには読み仮名付き

    〈購読方法〉

    フレーベル館(ころころえほん)

    写真:「おにいちゃんだもん」しもかわらゆみ・作

    おすすめなお子さんは・・・
    • 読める絵本をステップアップしていきたい子

    『ころころえほんの特徴』

    年間を通して、歌絵本(年3回)遊び食育、着替えやトイレトレーニングなどの生活、に関することをバランスよく取り入れています。

    一年のうち最初の月はお話も短く、繰り返しのお話の先が読めるような物語です。

    後半の月はお話も長く、物語が展開していくようになっています。

    このため、徐々にステップアップできるような構成になっています。

    3歳までを対象としており、物の名前が分かっている方が楽しめる内容のものもあるので、他の月刊絵本に比べて少しお兄さん、お姉さん向けになっています。

    徐々にステップアップしていくのがフレーベル館のとてもいいところなのですが、年度の途中から購読しようとすると、すでにレベルアップしている途中なので、お話が苦手なお子さんや絵本を初めて読むお子さんだと、食いつきがあまり良くないかも知れません。

    4、5月と10、11月を比べるとどうしても文字数が多く内容も難しくなっているので、この場合は、こどものとも0,1,2など他の月刊絵本シリーズを読んで、次年度からころころえほんを購読するという形をとると、ころころえほんがより楽しめると思います。

    ちなみに、2018年度以前のものは仕掛けがあり、子供も楽しんでめくっていたので、仕掛けを復活させてほしいところです。

    推奨年齢1歳〜3歳
    値段410円
    個人購入時の送料/月240円
    製本ボードブック
    大きさ縦21×横18.5(厚み9ミリ前後)
    ページ数20P
    仕掛けの有無無(2018年度以前は仕掛け有り)
    備考 カタカナには読み仮名付き

    〈購読方法〉

    チャイルド本社(もこちゃんチャイルド)

    写真:「かいだん のぼろ」 つるみゆき・作

    おすすめなお子さんは・・・
    • ほのぼのとした絵柄・お話が良い
    • 歌・食育・生活バランスよく読みたい

    『もこちゃんチャイルドの特徴』

    こちらも、年間を通して、歌絵本食育生活に関することをバランスよく取り入れています。季節に合わせた歌を取り入れているので、行事や季節を感じることができます。

    どの月も物語になっており、赤ちゃんからというより、お話の世界を楽しめるようになる10か月頃から読み出すのがおすすめの絵本です。

    また、全体的に絵柄が可愛いものが多く、どの月もだいたい同じ様なお話の長さで、内容も分かりやすく読みやすいです。

    我が家では物語が楽しめだした1歳4か月ころに読み出したのですが、お話の長さもちょうどよく、可愛らしい絵も娘の好みにあっていたのか、とても気に入ったシリーズとなりました。

    推奨年齢0歳〜2歳
    値段400円
    個人購入時の送料/月130円(月刊で500円以上注文時は無料)
    製本ボードブック
    大きさ縦21×横18.5(厚み9ミリ前後)
    ページ数20P
    仕掛けの有無
    備考カタカナには読み仮名付き

    〈購読方法〉

    2023年度の申込は2月から

    チャイルド本社(はじめましてのえほん)

    写真:「ぶん ぶん ぶん」村野四郎・歌 はやしらん・絵

    おすすめなお子さんは・・・
    • 子供の手に持ちやすい絵本がいい
    • 図書館の選定図書がいい

    『はじめましてのえほんの特徴』

    もこちゃんチャイルドからより優られた絵本が再販されたシリーズで、一部の絵本は全国学校図書館協議会選定図書などに選ばれています。

    また、もこちゃんチャイルドよりも小型化され、月刊絵本の中では一番小さく、小さなお子さんの手でも持ちやすくなりました。

    どの月も物語となっており、こちらも年間を通して、歌絵本食育生活に関することをバランスよく取り入れています。


    もこちゃんチャイルドでは仕掛けが昨年はなかったのですが、こちらは年に1冊くらいではありますが仕掛けがあります。

    個人的な感想としては、絵柄に関して、どの絵本もより優られ、昔から読まれているものが再販されているからか、とても素朴な絵本の王道をいくものが多いです。

    ちなみにこちらのシリーズも、娘のお気に入りとなりました。

    ※ご兄弟がいらっしゃる場合数年に一度、被る場合があるようです。

    〈カバーについて〉

    「はじめましてのえほん」はハードカバーですが、一般的なハードカバーとは違い、ソフトカバーよりも強く、ハードカバーよりも弱いものになります。厚紙で作られ、本の中身より一回りカバーが大きくなっています。(写真参照)

    強さのイメージとしては、
    ハードカバー>「はじめましてのえほん」のやさしいハードカバー>ソフトカバーです。

    推奨年齢0歳〜2歳
    値段550円
    個人購入時の送料/月150円(月刊で800円以上注文時は無料)
    製本やさしいハードカバーで、ページも厚紙
    大きさ縦17.5×横15.5(厚み11ミリ前後)
    ページ数20P
    仕掛けの有無有(年に1冊くらい)
    備考カタカナには読み仮名付き

    〈購読方法〉

    2023年度の申込開始

    個人購入NG

    Gakkenn(くうちゃんえほん)

    学研プティパ(0・1・2歳児の幼児教室)で配布されるようになっているようです。

    写真:「キャベツのなかから」すまいるママ・絵

    おすすめなお子さんは・・・
    • 会話を楽しみながら絵本を読みたい

    『くうちゃんえほんの特徴』

    他の出版社のものとは違い、絵本の中の文章とは別に、端の方に小さく大人から子供への声かけが載っているので、絵本を読みながらお子さんへ声掛けをしてあげたい人向けです。

    絵本の物語に合わせて体を動かして遊べるものは、そのページに体を動かすイラストが書いてあり分かりやすいです。

    ちなみに、背表紙にも先生・おうちの方へのメッセージがあります。

    しかけが凝っているものもあり、娘はその仕掛けにとてもくいついて読んでいました。

    またこちらは、過去のものからより優られたものを再販しています。

    ※ご兄弟がいらっしゃる場合数年に一度、一部被る場合があるようです。

    推奨年齢0歳〜2歳
    値段380円
    製本ボードブック
    大きさ縦21×横18.5(厚み7ミリ前後)
    ページ数16P
    仕掛けの有無有(年に数冊)
    備考表紙には抗菌加工処理・カタカナには読み仮名付き

    ひかりのくに株式会社(ひかりのくにプチパオ)

    写真:「うがいガラゴロ」 西内としお・絵

    おすすめなお子さんは・・・
    • こどもの自立を促したい方

    『ひかりのくにプチパオの特徴』

    こちら古本屋さんで数冊手に入れた絵本と、ホームページを確認させていただいて分かったこと気づいたことになるのですが、他の出版社と比べ、年間を通して子供の生活習慣に関しての絵本が多いです。

    例えば、トイレトレーニング、手を洗う、うがいをする、体を清潔にする、一人で服を着る等の子供の自立を促すテーマで、絵本でこれらのことが学べるので、自立を促すにはとてもいいシリーズだと思います。


    また、背表紙にはおうちの方へのメッセージ付きです。

    推奨年齢0歳〜2歳
    値段390円
    製本ボードブック
    大きさ縦19.5×横18.5(厚み8ミリ前後)
    ページ数20P(公式ページでは表紙もページ数に入れて換算しているので22P)
    仕掛けの有無
    備考カタカナには読み仮名無

    まとめ

    0.1.2歳児用の月刊絵本まとめ

    言葉のリズムを大切にしたい、ファーストブックに⇒こどものとも0,1,2

    歌あそび、手遊びを楽しみたい⇒ぷちワンダー

    1歳を過ぎて絵本のステップアップをはかりたい⇒ころころえほん

    歌・生活・物語バランスよく読みたい⇒もこちゃんチャイルド

    図書館選定の絵本がいい⇒はじめましてのえほん

    子供にどんな声掛けをしたらいいか書いているものがいい⇒くうちゃんえほん

    子供の自立を促したい⇒ひかりのくにプチパオ

    0,1,2歳児向けの月刊絵本 6社7種類を紹介しました。 

    月刊絵本は、送料込みでも600円位からはじめられ、安く続けやすいので、絵本の定期購読としておすすめです。

    個人的には福音館書店の味のある絵と、リズムの良さが好きでおすすめしたいのですが、ここはお子さんにあったものを是非選んであげて下さい。

    ちなみに、福音館書店の他シリーズについても詳しく解説しています
    福音館書店の月刊絵本レビュー・こんなお子さんにおすすめです

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    はる
    絵本大好きワーママです。
    読書が大好きで、娘が生まれてから、絵本収集に目覚め、現在の蔵書は1,500冊以上!!

    当ブログ「えほんのすゝめ はるのほんだな」では、絵本の定期購読、英語絵本、絵本を賢く買う方法、絵本のメンテナンスなど、絵本にまつわることを発信しています。

    お子さんとの楽しい絵本ライフのお手伝いができていると幸いです♪

    目次